自分的大平先生2冊目。最初に新しめの本を読んじゃったので、遡る感じなのかな。
実に興味深く、印象的な本です。切なくさえなります。モノにこだわりたくない、あたしのような対極にいるような人間も、紙一重に思えて来る。
あとがきに、先生の言いたかった事が、ぎゅっと込められている感じ。
あぁ〜他のも読みたい。でも、田舎の本屋には売れ線の新刊は無駄にあれども、こういうジャンルはない事が多い。さて、そろそろアマゾンドットコムの出番だぞ。
「愛にふさわしいものが愛を受けるのではなく、愛を受けたものが愛にふさわしくなる」…まさにそれだと思う今日この頃です。
「豊かさの精神病理」大平健 1990、岩波新書